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2015/01/03
Sankaku Tentの企画 その2

前回Sankaku Tentの企画 その1では「いつから製作し始めたか」についてお話したと思いますが、今回は「製作原案」の話をしていこうと思います。

Sankaku Tentのコンセプトとしては、前回もお話したとおり、次のようなコンセプトがありました。

・軽く
・安く
・ツェルトよりも使い勝手がいい
・テントよりも広く
・できればメイドインジャパンで

上記のコンセプトを鑑みていくと、自ずと作れるテントの幅はかなり狭まります。
たとえば、今主流であるドーム型テントはジェラルミンの骨と立体的な形を意識した設計(パターン)、裁断、製作が必要となり、これをメイドインジャパンで行おうとすると、安く上げるというのは無理となります。
また、最近UL系で主流となりつつあるタープ型、またはピラミッド型テントも検討しましたが、端の部分がデッドゾーンになりやすく、私みたいな大きな人間が使おうとすると、かなり大きなものを作らないと駄目なことがわかりました。

今回三角テント型にしたのは、デッドゾーンが少なくすみ、且つ骨がいらず、比較的安価に製作できることから、自ずと考え出したものとなります。

2015010201

24,000円という価格はツェルトとしては高い設定ですが、シームテープ処理、耐水圧2000mm、本体重量が500gのテントとして考えた場合、それなりに説得力ある製品になったんじゃないかと思います。

次回は実際の設計図などを紹介しつつ、工程などを説明したいと思います。

ではでは。