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2015/03/02
私の登山アイテム DUG社製クッカー HEAT-1

今回はDUG社製クッカー HEAT-1を紹介します。

DUG社製クッカーであるHEAT-1ですが、最近注目されているクッカーです。
理由はクッカー下部にあるヒートエクスチェンジャー機能が早くお湯を沸かせるためで、この機能自体は有名なJETBOILにはじめて使用された機能であり、JETBOILの沸騰時間は他のクッカーに比べて圧倒的に早く、その機能を使いたいが為にJETBOILを購入する人がほとんどといっていいでしょう。その機能がついたクッカーがDUG社製HEAT-1であり、自身の持っているバーナーに利用できるということで、ここ最近爆発的に売れている商品になっています。

価格もチタン製クッカーのくせに4000円前半で販売されてということも人気の理由といえるかも知れません。
JETBOILのチタン筐体であるSOL Tiをここでも紹介しましたが、平均的な価格は12,000円台ということで、お世辞にも安いとはいえず、また沸かせるお湯の量も約0.8リットルとHEAT-1の1リットル比べると若干少なくなっています(というか恐らくHEAT-1の方がSOL Tiを意識して沸かせる水の量を多くしているのかも知れません)。

では、JETBOILの完敗か?といわれると、実はそうでもありません。
まずはHEAT-1はJETBOILと違いあくまで単体のクッカーであり、ストーブシステムに乗っけた場合、足回りが不安定になり、やもするとクッカー自体が上から落ちてあたりを水浸しになるかも知れません・・・というか、そのくらい上に乗っけた感が強いです
対してJETBOILはそもそもストーブクッカー一体化システムなので、少々のことがあってもクッカーが上から落ちることなどはないでしょう・・・また、つり下げオプションを購入すれば、したが不安定でもこぼれる心配がありません(日本の登山常識ではテント内でのストーブの使用は禁止というか、するな!ということになっていますが、海外だとテント内でストーブを使うのがほぼ一般的ともいえます)。

結局は用途や価格、重さなどを考慮に入れて、JETBOILを使用するか、HEAT-1を利用するかを考える必要があります。
ちなみにHEAT-1と組み合わせて使うストーブの定番としては、ここでも紹介したSOTOのSOD-300Sでしょうか・・・
これにウインドスクリーン(SOD-451)やMSRのガス缶立てを全部HEAT-1に突っ込んで持っていくというのがコンパクトにまとまっていいかもしれませんね。