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2015/01/11
私の登山アイテム 燃やす編 その3 MANASLU 96

今回は、前回に引き続き燃やす編として、ケロシンストーブであるMANASLU 96を紹介しようと思います。

MANASLUシリーズに関しては、前回でもちょっと触れましたが、元々プリムスからライセンスを受けて当時の飯塚運動具製造株式会社がHopeブランドして生産していたのが、色々あって(その流れがわりとややこしいで割愛します)、現在は吉川製作所で製造、スター商事が販売しています。
MANASLUシリーズに関しては下のタンクの大きさの違いで96の他に、121、126という種類が発売されています。
特に96と126のタンクの大きさはかなり違うので、もし購入する場合は現物を確認した方がいいかもしれません。

タンクの上に付いているバーナー部分ですが、全ての年代、モデルで共通化されており、昔のMANASLUが壊れた場合もそれがバーナー部分であれば新品に交換できるので、古くなっても使い続けることができます(ちなみに前回紹介したSVEAのヘッドにも恐らく使えます)。また、溶接方法が銀ロウ溶接(銀ロウ付け、またはろう付けともいわれます)という方法ですので、部品が取れちゃった場合でも比較的修理がききます。
中には親子3代にわたってMANASLUを使い続けているという人達も多くいるようです。

ただ、前回も書きましたが、MANASLUシリーズはどうも年間の生産数が決められているようで、時期を逃すと本当に品物自体が全くない・・・そして転売屋が管理吹っ掛けて販売するというのが毎年の恒例となっていますので、もしほしいときに定価で販売されていたら速攻で購入することを強くお奨めします・・・というか、MANASLUはヤフオクにもあまり品物が出ません・・・恐らく購入した人があまり売りたがらない製品なんでしょう

特に冬場はこれにマナスルヒーターとよばれるアタッチメントを付けることによって単に熱源として使うだけではなく、暖炉として使うことができます(一応確認しておきますが、テントの中でストーブを使うのは危険ですのでやめましょう)。

さて、ひとりで登る際にこのMANASLUはアリか?と聞かれたら、96は十分アリ、121はギリ、126はちょっとっていう感じでしょうか。その際は300ccぐらいの燃料タンクに灯油を持っていくとおおよそ2〜3時間程度は使えるの安心かも知れません。